なんば引き

「なんば引き」は、護岸工事の際、堤防を補強するために人の力だけで行われていた杭打ち作業(地締め)のこと。北川町町では昭和30年代ごろまで、老若男女問わず住民が一体となって行われていました。

やぐらを組み、中心部には芯矢と呼ばれる分銅を通した長さ5メートルの鉄棒を取り付け、引き網を滑車に引っかけて重さ55キロの分銅を引き上げて落とすことで、杭を打ち込んでいきます。

作業の際は、音頭取りが「コーノーヨーホーイ」とかけ声をかけると、引き手が「シャーント、シャント」と応え、また音頭取りが「シャント、シャントでしっかりやろか」と歌うと、引き手が「ヤレマカサイサイ、ヤレドッコイショ」と応えるなど、リズム良く杭を打ち込んでいく。

「延岡北川温故知新の会」の黒木重代司会長が、長く途絶えていたものを、昭和62年(1987)に一度、町の芸能発表会で再現してみせた後、平成21年(2009)から同会を中心に復活に取り組んでいる。23年度(2011)には、延岡工業高校生が再現体験し、その成果を県工業技術発表会で発表し優勝しています。

\ 最新情報をチェック /

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です