「亥の子(いのこ)祭り」は、本深瀬地区に古くから伝わる農耕風習です。毎年、米の収穫が終わった「旧暦十月最初の亥(い)の日」に、「今夜は亥の子の晩じゃげな」という子供の元気な掛け声とともに、餅米の稲わらを束ねた「亥の子ボテ」を庭先で叩く音が日暮れの集落に響き渡ります。
この日は、春先に山から下り田畑を見守ってきた「田の神んさぁ」(大黒神)が山へ帰る日とされ、新穀でついた餅を捧げて一年の収穫に感謝、収穫に感謝し、無病息災を祈願しています。
本深瀬には現在13世帯が居住していますが、子どもはもういません。そのため近年は、市内に住む地区出身者の孫やひ孫らが参加しています。